【表紙/インタビュー・研究】
AKB48
〜“アイドル冬の時代”を強制終了させた
スーパーガールズグループが
支持される本当の理由〜

売れないCDとレコード会社移籍、埋まらないライブ会場、“商法”に対するバッシング、そして『紅白』の落選……。2年前まで低空飛行だったアイドルグループが昨年大ブレイクした。夢を歌うのは簡単だが、かなえるのは本当に難しい。それを彼女たちはコンセプトの「会いにいける」を信じて、ファン一人ひとりと向き合いながら、奇跡的な実現に導いた。なぜ、彼女たちはブレイクしたのか。本人と識者の話から改めて問い直す。
【特集】
2010年
タレントパワー
ランキング
〜俳優・お笑い・ミュージシャン1115組の“人気偏差値”を大調査〜

今、エンタ界で知名度が高く、しかも多くの人々の関心を引きつける「人気力」を持つのは誰なのか。そして、その人気がグンと急上昇している旬の人は誰だろうか。エンタ!では、今年で3回目となる「タレントパワーランキング」を作成した。今回調べたのは、俳優、タレント、ミュージシャン、お笑い、キャスター・アナウンサー、スポーツ選手など1115組。3位はサザンオールスターズ、2位は嵐、そして1位は…。
☆PART1 男優編:ジャニーズ新世代が台頭、40代も奮闘
☆PART3 ミュージシャン編:木村カエラ、いきものがかりが急浮上
☆PART4 お笑い編:“おなじみの顔”の実力を再評価へ?
【研究&インタビュー】
【1】大沢たかお
『JIN-仁-』出演までの苦悩、そして挑戦

【2】岡田将生
映画公開が相次ぐ若手俳優の筆頭株

【3】阿部サダヲ
いやし系で女性に大人気の超個性派

阿部サダヲ
【4】北乃きい
映画公開が相次ぐ若手俳優の筆頭株

【5】吉瀬美智子
30代でブレイク、その計算と強運

吉瀬美智子
【6】川島海荷
CM、映画とステップ、10代女優の成長株

川島海荷
【7】レミオロメン
日常の“今”を歌う世界観に再び評価高まる

レミオロメン
【8】木村カエラ
予想外の選択が生んだ『Butterfly』の大ヒット
【9】いきものがかり
10代が支持する“いそうでいない”存在感
【10】BIGBANG
出演ドラマ放送でさらに認知度UPへ
【11】博多大吉
自説を検証。26歳=転機は本当?
【特集】
テレビ【春】新番組〜
「リセット」の舞台裏

NHKの朝、大改編といわれた日テレ・TBSの19時台が見直されるこの春のテレビ。ドラマは恋愛モノが久々に活気をみせ、お笑いは、深夜で新たに人材育成する動きが見られる。その舞台裏を追った。
【特集】
ブーム突入!
ネオ韓国エンタ最新事情

10代20代といった若い女性が韓国からやってきた女性アーティストに夢中だ。5〜6年前の“韓流ブーム”に比べるとファンの年齢が若返っている。一方、『IRIS-アイリス-』は、韓国ドラマ初の地上波のゴールデンに進出。次々と新しい動きが起きている“ネオ韓国エンタ”の全貌はこうだ!
【特別付録】
AKB48パーフェクト名鑑
メンバー48人のプロフィール紹介に加え、南海キャンディーズの山里亮太氏が全員を解説。併せて、AKB逆引き辞典「誕生日編」「出身地編」「ニックネーム編」も掲載。

AKB48の表紙&特集には、エンタ!が持つリソースを全力で注ぎました。これだけ詰め込むと、次はどんな記事が作れるのか悩むところですが、締め切り翌日の横浜アリーナ公演で、様々な発表がありました。今年も人気投票でシングルを歌うメンバーを決める「選抜総選挙」を行うこと。夏には全国ツアー、タイ公演を行うこと。注目は、現在AKBの運営会社であるAKSに所属しているメンバー全員が芸能事務所へ移籍し、48人が名実ともに「芸能人」になることです。もともと、秋元康プロデューサーは、「AKBはショーケース」とおっしゃっていましたが、それが結実した形。AKBもメンバー個人も新しい局面を迎えることになり、しばらくは目が離せそうにありません。あ、名鑑も作り直さなきゃ。(上原太郎)
『ネオ韓国エンタ』特集で各社を取材する中で、日本は“儲かる市場”だと、改めて痛感しました。東方神起のベストアルバムが日本では50万枚超のセールスを記録しましたが、韓国では“ベストアルバム”はほとんど出ません。なぜ、一度出したCDと同じ曲をまた買うのかと、私の韓国人の友人は首をかしげます。もっともな意見ですが、ベストアルバムってすごく便利なのに……。
音楽ダウンロードの料金は、例えば、韓国ではMP3ファイル1曲で、20円程度から(通信費別)と、日本より格段の安さ。音楽のライブイベントも、有料コンサートを開けるのは超メジャー級アーティストで、基本的には無料とのこと。各アーティストが多忙な中でも強行来日して、握手会などを開く背景には、そんなビジネス意識もありそうです。(白倉資大)
今回で3年目の特集「タレントパワーランキング」。アーキテクト社が調査しているデータを、メディアではエンタ!が独占的に入手し、公表しているものです。業界的には、テレビ局・広告会社・映画会社・芸能プロダクションの皆さんが、ブッキングの参考や、所属タレントの動向を把握するために利用しています。
この調査はもともと、「タレント自身が、世間でどう評価されているかを把握すべき」という発想で開発されました。実際には、タレントは自らの認知度や関心度に興味はあるものの、それに影響されたくないという思いもあります。
そうした中で、「調査の結果を知りたい」と、初めて個人でデータを購入したのが大沢たかおさんでした。特集内のインタビューで登場いただいた大沢さん。自分を追い込める精神的タフさには改めて感服しました。(編集長・吉岡広統)