長瀬智也さんの裸の表紙に驚かれた方も多いでしょう。どうして裸かというと、表紙についてはTOKIOのメンバーである長瀬智也ではなく、フジ系で放送中のドラマ『ムコ殿2003』でふんしている人気ミュージシャン桜庭裕一郎(さくらば・ゆういちろう)としての登場だからです。「抱かれたい男No1」に選ばれ続けているというクールでセクシーな役柄なので、メイクもコスチュームも、ふだんの長瀬智也とまるで違う装いなのです。表紙のほかにも、CDを出して音楽番組に出たり、ライブや握手会を催したり、CMに出演したりと、桜庭裕一郎は、ドラマを離れて現実にもいろんな活動を展開しています。

 劇中のキャラクターを1人歩きさせて話題をつくるのは、ドラマでは珍しい展開です。シカケがあざといという見方もありますが、私は、低迷といわれるドラマ界に風穴を開けようとする挑戦的な試みだと思います。やはり何事もトライしないと状況は変わりません。

 そのあたりのつくり手としての意気込みや、プロデューサーと一緒にキャラクターを練り上げていった裏話、いってみれば桜庭裕一郎のつくり方を今回初めて詳しく語ってくれました。他誌では読めない貴重なインタビューになりました。インタビューは長瀬智也として受け答えをしているので、服装もTシャツというラフな格好です。表紙の写真とのギャップも楽しんでもらえればと思います。

 話を聞いていて、興味深かったのは、音楽にたとえて役をつくることです。切ない気持ちは「エコーやリバーブをかける」、怒りは「歪ませる」イメージだそうです。

 TOKIOはジャニーズアイドルの中でも、ロックバンドとして活動しています。音楽の匂いが強いグループです。ドラマの演技もミュージシャンらしい発想で面白いと思いました。

(編集長 小川仁志)

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